今月の言葉
あけましておめでとうございます。
年末年始と大雪に見舞われ大変な年明けとなりましたが、そのような中でもたくさんの方にお参りいただきありがとうございました。
本年も正覚寺は「明るいお寺」「親切なお寺」「利用しやすいお寺」さらに「お念仏の響くお寺」であり続けるよう、職員、寺族一同、努めてまいります。
≪今月の言葉≫
阿弥陀仏に 染むる心の色に出ば 秋の梢の たぐいならまし
≪説明≫
このお歌は法然上人が晩年に詠まれたお歌です。
法然上人は毎日6万遍もの念仏を称えられ、その毎日の念仏の功徳によって「三昧発得」を得ていました。
「三昧発得」とは覚りを得たような安らかな心の状態で、この世に居ながらにして阿弥陀仏や極楽浄土の様子を拝見できる境地です。この世において極楽浄土のありさまを拝見できるようになったのは、誠に嬉しいことだというお気持ちを詠まれたお歌です。
私たちは法然上人のように念仏三昧を得て、極楽浄土を拝見することは難しいことかもしれませんが、可能な限り法然上人のように努力することは大事なことであり、この世で極楽浄土の様子を見ることは叶わなくても念仏を称えることで必ず臨終の時には阿弥陀様がお迎えに来てくださり、極楽浄土に往生できることは間違いない事です。
今日もただ一向に「南無阿弥陀仏」
≪住職3分法話≫も併せてご一読ください。
法然上人のお弟子達 ~法然上人 十大弟子~ | 正覚寺