今月の言葉

≪今月の言葉≫
我はただ 仏にいつか葵草 心の端に掛けぬ日ぞなき 法然上人

≪意訳≫
私はただただ、いつの日か阿弥陀仏にお会いするのを楽しみに、物の端に葵を掛けて飾るように、阿弥陀仏への想いを心の端に掛けない日はないです。
『浄土宗の御詠歌』として有名なこのお歌は、阿弥陀仏の救いを願う法然上人の御心を表しています。
阿弥陀仏に「会う日」と仲夏(陰暦5月)の季語である「葵」とが掛けてあり、葵草は京都の葵祭の際に桂の枝と組み合わせ飾るものでもあります。
実際に法然上人が820年ほど前に葵祭をご覧になられた時に詠まれたお歌でもあります。
夢を掛けて飾ることと、常に阿弥陀仏にお会いしたいと願うことを心の端に掛けている心情を詠まれた、技巧的にも信仰上においてもお手本として常に心に留めたいお歌です。
「なむあみだぶつ」 住職