今月の言葉

≪今月の言葉≫
阿弥陀仏と心は西に 空蝉の も抜けはてたる 声ぞ涼しき
法然上人

≪意訳≫
「(なむ)阿弥陀仏」とお称えすれば、すでに西方極楽浄土にいるような心地となり、まるで蝉が殻から抜け出すように、その声は涼しく響くことでしょう。
このお歌は、蝉の鳴く季節に法然上人が、慈円大僧正(のちに天台宗座主になられた高僧)に招かれ、摂津の国の難波(大阪市)にある四天王寺に参られた時にお詠みになったと伝えられているお歌です。
7月になると正覚寺の境内や隣の本町公園でも蝉の抜け殻、空蝉(うつせみ)があちこちに見られます。
法然上人が空蝉をご覧になり、感じられたように「なむあみだぶつ」とお称えしながら極楽浄土を想い、いつの日か阿弥陀様に救われ極楽浄土へと往かせていただく瞬間を思い描けば、きっと暑い夏の日でもその声は、涼し気な爽やかなものになっていくことでしょう。
今日も謙虚に「なむあみだぶつ」

