令和二年 新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
昨年も正覚寺はお檀家の皆様のお支えを頂き、新年を迎えることができました。
心より御礼申し上げます。
昨年は、三年前の増上寺御忌会、二年前の五重相伝会のような大きな行事は無かったですが、日々の法務を丁寧に足元を見つめ直すような気持ちで取り組めた年だったように思います。
その中でも新たな試みとして六月から毎月一日に『朝まいり会』を始めさせて頂きました。早朝の行事にもかかわらず、毎回20名以上の方がご参加くださり、毎月一日にご参加の皆様と共に木魚を打ちながらお念仏を称えることができたことはとても嬉しく、特に朝まいり会初日の六月一日に本堂に響いたお念仏の大きな声は昨年一番の感動でした。
また、もう一つの新たな行事として、『正覚寺文化祭』を11月3日の十夜会に合わせて開催させて頂きました。正覚寺の檀家の皆様自作の書、絵画、版画、手芸、工芸などの作品は全て心のこもった素晴らしい作品ばかりで、ご覧になられた方からは「素晴らしかった」「感動した」「綺麗だった」「来年は私も出品してみたい」との声を頂きました。
今年もお寺からの一方通行ではなく、檀家の皆様と共にお寺を心安らぐ場所にしていきたいと思います。
また日々の法務では私はもちろん正覚寺職員全員が檀家の皆様一人一人の方としっかりと向きあい、仏様とご先祖様を大切に皆様とのご縁を深めていきたいと思います。
そして今年も『檀家の皆様と地域の皆様が笑顔になれるお寺』を目指します!
私自身、今年は年男(昭和47年生)でもありますので、もう一度初心に帰って精進して参ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和二年一月一日 正覚寺 住職 楠美知剛