『十夜会』と『大本山増上寺御忌唱導師親書伝達式』
11月10日は年中行事の『十夜会(じゅうやえ)』でした。
当日はこの時期には珍しく雪がちらつくあいにくの天候にもかかわらず
多くの皆様にお参り頂き、本当にありがとうございました。
十夜会はお念仏を称え浄土宗のご本尊である阿弥陀様の成仏に感謝し、
私達の大切な亡き方々へ回向をさせていただく法要です。
法要では約250人の檀家の皆様と青森市内の6人の浄土宗寺院の御上人と
共に阿弥陀様の成仏に感謝し檀家の皆様の亡き大切な方々への追善回向の
お勤めをさせて頂きました。
法要の前には昨年に引き続き滋賀県寶泉寺(ほうせんじ)住職、
池上良慶上人のご法話を頂きました。
池上上人のご法話は聴く人を引き付ける感情豊かな語り口調でありながら
亡き大切な方への供養の想いが信仰を深めるという浄土宗の信仰が心に
染み渡る内容で本当に感動しました。
また今年の十夜会では来年の4月7日に東京都港区の大本山増上寺で行われる
『御忌大会』においての『親書伝達式』も執り行われました。
唱導師という大役を拝命するにあたり、
大本山増上寺より友田執事長、渡辺執事ら4名の使者が
八木季生大僧正台下からの親書を伝達するために青森まで御下がりくださり、
当寺の十夜会に合わせて檀家の皆様の前で『親書伝達式』を厳修し、
その式の中で八木大僧正台下からの唱導師拝命の親書を
友田執事長より拝受させていただきました。
檀家の皆様の前で親書を拝受させていただき、来年の4月7日は
一世一代の大役で全身全霊をかけて臨むことはもちろんですが、
正覚寺の檀家の皆様と共に東京へ参り、
大本山増上寺御忌大法要に臨む気持ちがより一層深まりました。