五重相伝会

4月26日~4月30日の5日間にわたり五重相伝会が行われました。

五重相伝会とは浄土宗のお念仏の教えを五日間の中で五つの順序にしたがって伝授される修行道場です。今回の五重相伝は正覚寺では十五年ぶりの開催となりました。五重相伝の内容は浄土宗の教えの真髄や奥義を伝えるため詳しく説明はでませんが、お説教を聞き、お念仏を唱え、先祖の供養をし、儀式を受けるなど、五日間のすべてが修行となります。無事に五重相伝を成満(卒業)された百二十七名の方にはその証として住職より戒名の一部が生前授与されました。入行された皆さまは初日は不安の中での修行の始まりでしたが、日に日に信仰が深まり、自然と合掌し頭が下がりお念仏の声が出るようになっていかれました。そして成満を迎えた最終日には笑顔あり涙ありの感動の一日となりました。

先代の住職はこの五重相伝会をもう一度やりたいと常々話していました。先代の往生から七年が過ぎましたが、この度ご縁が整い五重相伝が開催され無事に成満を迎える事が出来たことは本当に嬉しく思います。

また、日々の忙しい中、都合をつけて日程を空け、最後までご修行された皆様には心より敬意を表します。そしてこれからは共にお念仏信仰の中で明るく仲良く正しい暮らしをされることを願っております。

五重相伝を厳修するにあたりご参加ご協力をいただいた檀家の皆様、多くのお上人の皆さまに改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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