≪今月の言葉≫
返す返すもつつしみて 驕慢の心を起こすべからず
法然上人
≪解説≫
浄土宗の開祖、法然上人は驕慢の心を抱くことを慎むようにと常々仰せでした。
驕慢とは驕り高ぶること。自分勝手に振る舞うことです。
自分が全て正しいと思うと、正しい判断や見方ができなくなってしまいます。
「謙虚な気持ちで毎日念仏を称えているから自分は大丈夫」と思う心も驕慢であり、法然上人に見透かされているようです。
自分の非を認め、仏様に全てをゆだねる本当の謙虚さは日々の懺悔と念仏から育つ気がいたします。
「住職3分法話」も更新しました。ぜひご一読ください。