2017年8月のアーカイブ
今年も無事に13日、16日とお盆法要が厳修され、たくさんの
皆様と共に南無阿弥陀仏をお唱えすることができました。
また13日から始まった棚経も無事に終え、たくさんのお宅で
お勤めをさせていただきました。

今年は蕾がたくさんついた蓮の花ですが、気温が低く
残念ながら、お盆には咲きませんでした。

13日から20日まではたくさんの追膳をお供えさせていただきます。






お盆やお彼岸の位牌堂には法界折やお花、お菓子、飲み物などが
たくさんお供えされ、亡き大切な方への想いであふれています。
お墓やご自宅のお仏壇もそうではないでしょうか。
仏事を丁寧に行うことは、亡き大切な方やご先祖様のお蔭で
今の私達があることを改めて感謝し、ご先祖さまとの繋がりや
自身の人生観についても考えるよいきっかけになります。
近頃は様々な理由から、仏事を簡素に行う傾向にありますが、
ご先祖様を大切にする心や各ご家庭での仏事は後世に伝えて
いきたいと思います。

( 2017年8月23日 )

こちらもつられてにっこりしてしまう可愛らしい「和顔(わげん)地蔵」さま
が正覚寺にいらっしゃいました。

東日本大震災の慰霊と復興祈願でお地蔵さまが「祈」(おいのり)
の大切さを伝えるため全国を巡行されています。
こちらのお地蔵様は浄土宗総本山知恩院門主 伊藤唯眞猊下が開眼され、
多くの方々に「なでなで」してお祈りいただいているそうです。

仙台市 成覺寺(じょうがくじ)住職 中村眞英上人
石巻市 大忍寺(だいにんじ) 住職 福井孝幸上人
ちょうど1日の写経会の日にご来寺くださいましたので、
中村上人よりお話を頂戴しました。

平成30年3月に石巻市の大忍寺様に奉安されるそうです。
http://www.chugainippoh.co.jp/rensai/inochi/120214-13-01.html

皆様、順番に「なでなで」してくださっています。
SNSでも広めてほしいとお写真も撮影いただき、さっそく
インスタグラムに掲載してくださった方もいます。

現在は寺務所玄関を入ってすぐの場所に安置いたしました。
正覚寺には7日までいらっしゃいます。
東日本大震災を風化させないよう、あらためて亡き方々や
被災された方々を想い、共に祈りましょう。
ぜひ「なでなで」しに来てくださいね!
( 2017年8月4日 )
先日、浄土宗青森教区雅楽会の皆さまによる
雅楽演奏会を終えました。
前回を上回るたくさんのお客様にご来場をいただき
まことにありがとうございました。

演奏曲目
≪管弦≫
平調音取 ひょうじょうねどり
越天楽 えてんらく
五常楽急 ごじょうらくのきゅう
舞を伴わない和楽器のみで演奏することを「管弦」といいます。
当日は三管三鼓の六種で行いました。
(三管 笙しょう・篳篥ひちりき・龍笛りゅうてき)
(三鼓 鞨鼓かっこ・太鼓たいこ・鉦鼓しょうこ)

また今回は舞楽を取り入れて頂き、さらに華やかな舞台となりました。

≪舞楽≫
抜頭 ばとう
長慶子 ちょうげいし
管楽器、打楽器の演奏に舞が加わるものを舞楽といいます。
舞楽にはインド、及び中国大陸から伝来した系統(=左方)
と朝鮮半島から伝来した系統(=右方)があります。
当日は右方の「抜頭」を演奏してくださいました。

雅楽は日本におけるもっとも古い伝統をもった音楽です。
約1400年前、東大寺仏開眼法要で盛大な舞楽が奉納された
ことは有名です。その後、日本独自の改良が加えられていき
今日までその伝統が継承されています。
アンケートでは、9割のお客様から様々なご意見を頂きました。
至らない点もございましたが、今後もぜひ浄土宗青森教区雅楽会の
皆さまのご協力をいただいて継続してまいりたいと思います。

お集まりいただいた皆様、浄土宗青森教区雅楽会の皆様
ご縁を結んでいただきありがとうございました。
( 2017年8月2日 )
正覚寺
〒030-0802 青森市本町1丁目1-12
TEL:017-776-3454 FAX:017-776-3329