無量山 引接院 正覚寺

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正覚寺日記

2018年5月のアーカイブ

松丘保養園へ行ってきました。 »

本日、青森市石江の国立療養所・松丘保養園に行ってきました。
保養園内に栗の木などを植樹させていただいた後、園内を見学させていただき、
ハンセン病について学ばせていただきました。
恥ずかしながら、私は青森市に住んでいながら松丘保養園の存在は知っていたものの
ハンセン病についてや松丘保養園の歴史的背景については無知でした。

この度、初めて松丘保養園内に入らせていただき、ハンセン病について知り、衝撃を受けました。
国の政策により差別や偏見を受けて大変な思いをされてきた方々。
強制的に人生の選択を奪われた方々。
何も知らずに生きてきた自分。
園内にはお寺や教会もあり信仰が皆さんの心の支えとなると伺い、無知の自分を痛感しました。

松丘保養園ホームページからの引用
→松丘保養園は1907年に始まったわが国のハンセン病隔離政策により1909年に創立されました。
現在入所者76名の平均年齢は86歳でハンセン病はすべて治癒し、末梢神経麻痺や視覚障害などの
後遺症と高齢による様々な合併症を持ちながら、みなさんお元気に暮らしておられます。
2001年の熊本地方裁判所判決で違憲であることが明らかになった「らい予防法」は既に1996年に
廃止され、今「ハンセン病問題基本法」の実践が求められています。
長年にわたって偏見、差別、人権侵害を受け苦難の人生を歩んでこられた入所者の方々が、
その名誉を回復され人としての尊厳を持って地域社会のみなさんと共に平穏で豊かな生活を
送っていただけるよう職員一同努めております。

ハンセン病について厚生労働省のページ↓
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/01/h0131-5/histry.html

松丘保養園内のお寺↓

CA390065

この活動は青森ロータリークラブを通じて毎年行っていますので来年以降も
必ず参加させていただこうと思います。

五重相伝会 »

4月26日~4月30日の5日間にわたり五重相伝会が行われました。

五重相伝会とは浄土宗のお念仏の教えを五日間の中で五つの順序にしたがって伝授される修行道場です。今回の五重相伝は正覚寺では十五年ぶりの開催となりました。五重相伝の内容は浄土宗の教えの真髄や奥義を伝えるため詳しく説明はでませんが、お説教を聞き、お念仏を唱え、先祖の供養をし、儀式を受けるなど、五日間のすべてが修行となります。無事に五重相伝を成満(卒業)された百二十七名の方にはその証として住職より戒名の一部が生前授与されました。入行された皆さまは初日は不安の中での修行の始まりでしたが、日に日に信仰が深まり、自然と合掌し頭が下がりお念仏の声が出るようになっていかれました。そして成満を迎えた最終日には笑顔あり涙ありの感動の一日となりました。

先代の住職はこの五重相伝会をもう一度やりたいと常々話していました。先代の往生から七年が過ぎましたが、この度ご縁が整い五重相伝が開催され無事に成満を迎える事が出来たことは本当に嬉しく思います。

また、日々の忙しい中、都合をつけて日程を空け、最後までご修行された皆様には心より敬意を表します。そしてこれからは共にお念仏信仰の中で明るく仲良く正しい暮らしをされることを願っております。

五重相伝を厳修するにあたりご参加ご協力をいただいた檀家の皆様、多くのお上人の皆さまに改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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正覚寺

〒030-0802 青森市本町1丁目1-12

TEL:017-776-3454 FAX:017-776-3329

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